出産

陣痛が５分間隔になったので、お昼前に入院。最初からLDR（陣痛がそのまま分娩室に変更できる部屋）に入りました。この頃はまだ余裕で、昼食も美味しく食べられました。

きつくなってきたのは19時過ぎ頃。助産婦さんは「まだそうだから、20時過ぎ頃にまた様子見に来ますねー」と出て行きました。陣痛が２、３分間隔になって、こらえるのが辛い。テレビを見ていたのですが、ボブサップが戦っている時が陣痛のピークでした。今にして思えば、この直前に助産婦さんを呼び、分娩に進めてもらえれば良かったのかも。でも、私は『陣痛の痛みはきっとこんなものではないだろう』と我慢してしまい、助産婦さんが来る時間まで耐えてしまいました。

助産婦さんが来てチェックしたところだいぶ進んでいるとのこと、院長も来て「破水させて、イキませて、どんどん（お産を）進めて」ということで、分娩台でイキむことに。これがまた辛い。陣痛の山にあわせてイキむのですが、なかなか力が上手くいれられないのです。長い陣痛で私の体力も消耗し、陣痛事態が弱くなってしまっていて、胎児を押し出す力が弱いとのこと。さっきのボブサップの時の陣痛なら、もっとすんなり出てきたかもしれないわ。

かれこれ３０〜40分？ほど格闘していたところ、再び院長登場。陣痛促進剤を注射で打たれました。「さぁ、この１０分で産むよ！」と宣言され、私も俄然やる気になりました。また「そこのレバーじゃなくて、手前の方のレバーをぐっと握って！」と言われ、手を持ち替えたところ、こっちの方がイキみやすい。気合いを入れて、イキんだところ、ズルズルっと産まれました。元気な声で泣きながら、出てきたのですごく嬉しかったです。

時刻は21時２１分。fumさんは、最初から最後までずっと付き添ってくれました。どんなに心強かったか。最後の方は、「ここで呼吸して！」「頑張れー」と大きな声で励ましてくれて、なんか二人で産んだという感じです。産まれたばかりの赤ちゃんとの対面。やっぱり我が子は可愛い。「かわいいー」を連発しました。陣痛長かったから、赤ちゃんもさぞかし大変だったことでしょう。本当によく産まれてきてくれました。

しばし感激に浸っていたのですが、産後の処理が始まりました。ある意味、これが一番辛かったです。要は、切開した部分を縫合するのですが、相当切ったようで何針も縫うのです。陣痛の時は「痛い」とかあまり言わなかったのですが、この時は刺される度に「痛い、痛い」と思わず、声が出てしまいました。出産後にこんなに痛いことが待っているとは、思いもしなかったです。